基本となる二冊の本


ローラ・リメイ HTML入門第2版

第11章 Webページの書き方と設計法

 HTMLに関する具体的な部分はすんだので、以下では抽象的な部分について述べます。抽象的といっても、「単にタグを知っていて、ただテキストやグラフィックスをやみくもに出すことがプレゼンテーションだと思っている」ような人のドキュメントとあなたのドキュメントの間に一線を画す重要なことです。

どの水準のHTMLを使ったらよいか

 「これは大変だ」と思うのはあなただけではありません。Webページの作者も開発者も混乱にどう対処するか検討しており、結局のところ自分のページをどのように作るかで決めているのです。あなたの場合も、自分で決定をくださなければなりません。

 HTML 2.0とHTML 3.2くらいまでのタグは十分標準化されていますし、多くのブラウザがサポートします。だからといって、おもしろくないということはありません。HTML 2.0のタグだけを使っても、素晴しいプレゼンテーションは可能です。HTML 3.2まで入れれば表が使えますからほとんど不自由ということはないはずです。そして、この方針ならば「実験的な」プレゼンテーションに比べて、サポートするブラウザの数は多く、したがって対象の読者は多くなるわけです。

DOCTYPEの選択


スティーブン・マルダー Webスタイルシート活用ガイド

第3章 カスケード

スタイルシートどうしの競合

ルールとルールの競合

ルールとHTMLタグの競合

現実の世界ではどうなる?

古いブラウザでもただしく表示させる方法

 ここで取りあげておかなければならない重要なテーマがひとつあります。スタイルシートをサポートしていない古いブラウザでも正常に表示できるようにするにはどうすればいいか、という問題です。

 この種の問題はHTMLの世界でもずっとありました。

 スタイルシートに関して言えば、この問題はそれほど複雑なものではありません。


大切なポイントに言及した両著書です


CSSの資料


HTML 3.2の立場

 HTML 4.0はスタイル・シートが成熟した段階のものとW3Cも言い、HTML 4.0 Transitionalを用意しています(参照: DOCTYPEの選択)。ブラウザの対応も考えると、暫くはHTML 3.2を基本として使うのがいい状況です。その際、 [What's wrong with the FONT element?日本語版]を是非参考にして背景色を考え、フォントは<BIG>と<SMALL>で対応しておくべきです。また、 [オンライン・ハイパーテキストの書き方]で全体の意味を掴んでおくといいでしょう。

 現在の状況では、HTML 3.2は安全なつまりアクセシビリティの高い書式です。しかし必要に応じて以下の点を考慮しておけば、幅が広がり実用にはこれで十分です。

<A>などの属性でtargetを使う必要が出た場合HTML 4.0 Transitionalにし、この場合は<TD>属性で色も指定できます。フレームセットの場合HTML 3.2ではサポートしていませんので、HTML 4.0 Framesetです。ローラ・リメイの「HTML入門第2版」の 「どの水準のHTMLを使ったらよいか」は大切な姿勢だと思います。 [But why HTML 3.2?](英文)や [HTML 4.0で許されていないHTML 3.2は?](日本語訳)も役に立つサイトです。


ウェブ内容アクセス指針1.0勧告:HTML 4.0とCSS1

ウェブ内容アクセス指針1.0勧告は、HTML 4.0 + CSS1を下にしていると考えていいものです。ブラウアのサポート体制も整いつつありますし、HTML 4.0 TransitionalはHTML 3.2もサポートしているし、CSSはもともと適切な転換をします。HTML 4.0 Transitionalで、WCAG 1.0に従うようにウェブを書くのがいいのかもしれません。


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