ネットスケープが SIZE=やCOLOR=属性のある FONT要素を導入し、文書の表現が調整されるとオーサーが歓迎しました。マイクロソフトが <FONT FACE=" ">属性を導入すると同じオーサーが期待に胸をふくらませました。多くのビュアーでは、自分の文書が読めなくなったり、読みづらくなったり、アクセスできなくなくなるなんてことを考えもしませんですた。しかし、普通のブラウザで間違って解釈する事態がおこりました。
HTMLに拡張機能をつけても、それをサポートしていないブラウザでも基本的な表示に害を及ばさなければ、いいと言わなければなりません。フォント=サイズ・色・スタイルをサポートしていない Lynx などのテキスト・モード・ブラウザにとって
FONT要素は比較的いいほうです。文字のサイズや色で文章を強調された場合は、テキスト・モード・ブラウザでは文字は表示しますが、強調の主旨は伝わりません。
HTML見出しの代わりにFont設定を使っている場合ユザーは見出しを見つけられないし、検索エンジンやインデックス作成は「見出し中」のキーワードを探して表示することが出来なくなります。少なくとも、lynux ユーザーはテキストは読めますが。
FONT要素の深刻な影響を受けるのは、ネットスケープやインターネット・エクスプローラといった普通のグラフィカルなブラウザを使っているユーザーです。
フォント・タグはWWWの世界でのコミュニケーションの障害になっています。ユーザー側のシステム・ブラウザ・設定条件など多くのことを推定しなければならないからです。一方、
カスケーディング・スタイル・シート(滝状)は、制作者とビュワーとの間で注意したデザインで見えるようにします。
いろいろな目的で、ウェブ文書は作成されます。何か言いたい、情報を提供したい、メセージを伝道したい、気持ちを表したい、商品を売りたい、と。そのために文書にアクセスしてもらいたいことになります。広くメッセージが伝わることを望むなら、
FONT要素を使わないのが賢い制作者です。
訳者注:
Guide to Cascading Style Sheets(翻訳)
FONT要素で、
COLOR=や
FACE=属性だけでなく、
SIZE=での絶対値指定(例
<FONT SIZE=1>)は適切なのでしょうか?
相対値は、
emphasis<FONT size="+1">emphasis</FONT>や
fine print<FONT size="-1">fine print</FONT>といった使い方は有効かもしれません。言い替えると、
<FONT SIZE="+1">や
<FONT SIZE="-1">は許容されるでしょう。しかし、
<BIG>や
<SMALL>は前からサポートされていたので、表示は正しく伝わります。
FONT要素は、現在の状況での使用には問題があり、予測できないデーター損失をさけられませんし、いずれ廃れて、
スタイル・シートに置き代わるものです。
original
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加藤泰孝(bd9y-ktu@asahi-net.or.jp)
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Last modified 97.11.14
翻訳版覚書:
この文書の原著は、Warren SteelのWhat's wrong with the FONT element?
"http://www.mcsr.olemiss.edu/%7Emudws/font.html" で
翻訳許可を受けています。翻訳版は、翻訳からくる間違いがあり得ます。
関連サイト<FONT FACE> considered harmfulも参照下さい。
加藤泰孝<email:y.kato@personal.email.ne.jp>